MIYABIの部屋

いつの日もこの胸に流れてるメロディー

レビュー『火花』

 

読むのはまだ当分先になると思ってた『火花』
もはや説明も不要と思われますが著者は“読書芸人”としても知られるお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹氏。
今春候補に上がった三島由紀夫賞は逃したものの、第153回芥川賞受賞作家となってからは今や時の人&話題の1冊になってますね♪

 
たまたま立ち寄った古本やさんに入荷していたのですかさずレジへ★
150頁程の厚みなので半日で読破出来ました。

※以下内容等ちょっとだけネタバレを含みますので、これから読まれる方はご注意の上で御覧くださいm(_ _)m

 
ぶっちゃけ読んだ感想は「……。」でした^^;
お笑い芸人の話なんですけど、静かな一定のリズムで進行して行くので時期的に夏休みの読書感想文の課題図書にチョイスするには話題性は十分かと思いますが、ちょっと難しいかなぁ…と個人的には感じました。

しかしながら、流石は読書家だけあって言葉の比喩表現が凄ッ‼て思った。
少し引用しますと、ネタ見せオーディション会場での控え室の様子を
―華やかさとは無縁の有象無象が、泥濘(でいねい)に頭まで浸かる奇怪な絵図―
とかね!( ̄- ̄)ほっほ~

さくっとしたあらすじを紹介すると…

主人公は駆け出しの新人お笑いコンビ「スパークス」の徳永。
熱海の花火大会の沿道で会場に向かう雑踏の波に掻き消されながらのネタ見せ。
勿論足を止める観客はいない中、眼光をギラつかせ捲し立てながら唾を飛ばす1組の漫才コンビ「あほんだら」の神谷才蔵に目を奪われ、徳永は弟子入りという表現で神谷との親交を深めていく・・・・

“笑いとは何か”を二人のお笑い芸人の人生観を介して綴られていくのですが…。
その立場になった事が無いので共感するのは少し難しいかなぁ( ̄~ ̄;)
主人公が心酔するこの先輩芸人の魅力が私には正直よく解らなかったのですが…、読了された他の方の評価も気になります~。

私の読書趣向が主に推理や空想小説が多かったのと、読む前にハードルを過度に上げ過ぎちゃったせいか!?ちょっと期待していたのとは違った読了感でしたが、これを機に純文学も読んでみたいと思います♪
でも文章から“あ~この人本当に色んな本を沢山読んできたんだな~”って事は凄く伝わって来ましたよ!

20万部の増刷、累計200万部を突破する勢いで普段本を読まない友人でさえ話題に乗っかり買った!と言っていたので、本が売れない時代と呼ばれる昨今、出版界の救世主的な存在なのは間違いないですね(*’ω’ノノ゙☆
でも又吉先生はテレビで見る感じ、謙虚で何処と無くご自分の立場を弁えている様にも…♡それ見て更に好感度↑↑

次回作にも期待したいです♪
又吉直樹『火花』★★★☆☆

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ここからは余談。

本当に個人的な話になりますが本日東京ドームでは、まさに今ミスチルのライブが公演されていて、私の計画では当日券片手にライブ参戦報告の歓喜のブログを今日は書く予定だったんですよ(T△T)

何の根拠もないけど何故か外れる気がしなくて行けるもんだと思い込んでたのに…
昨夜友達とご飯を食べていた最中届いた落選の知らせ・・・
9月の日産までお預けになってしまいました

もぉそっからは生中解禁!少し苦かったけど美味かった~
(≧口≦)

お休みはあっと言う間ですねぇ~。
明日からお仕事再開の皆さま、また1週間がんばりましょう!!