MIYABIの部屋

いつの日もこの胸に流れてるメロディー

レビュー『陸王』


池井戸潤著『陸王
約1年ぶりの読書レビュー更新です。
経営難に喘ぐ老舗中小企業が社運を賭け新規事業参入に挑んでくという・・・何となく先の展開が想像出来る段階で過去作に既視感を覚えずにはいられないけど、面白いのは何べんだって面白い!!
私が読書スランプ中じゃなかったら間違いなく一気読み徹夜コースだったかも…池井戸作品はもう水戸黄門の域だね^^


にも関わらず、、、
読了までに費やした時間約6ヶ月…。
年明けに残り100頁の所まで一気に読んだのは良かったんだけど…
なんやかんやで半年経過^^;そんな本があと2冊もあるもんだから厭んなる(´Д`|||)
今年後半戦、積本サボってた分を取り戻すべくたくさん読むぞーー!と。


※以下直接のネタバレはしてませんが、秋にはドラマ化も決定している今作、前触れなしでドラマを楽しみたい方はこれより先はまわれ右でお願いします。



*****



ドラマ公式HP&BOOKデータベースをもとに内容を要約すると…

近年の和装離れの影響を受け、創業百年を数える老舗足袋業者「こはぜ屋」は受注縮小を余儀なくされ、業績も右肩下がり、銀行からの資金繰りも窮していた。
小説の舞台行田市はかつては職人の街として栄え、多くの足袋製造業者が軒を連ねていたが、不況の波に煽られ同業者が次々と廃業していくのを目の当たりにした四代目社長の宮沢紘一は、その姿に自身を重ね新事業への参入を決起する。

今日のような様々な用途の履き物がなかった時代、マラソン用の足袋も製造していた過去の実績から、裸足感覚で走れるランニングシューズ作りを旗揚げし、従業員20人弱平均年齢高齢の小さな足袋会社が社運をかけ大手スポーツメーカーと対峙する。
果たして百年の暖簾を無事護りきることが出来るのか!?

それと平行して、大学駅伝で一躍その名を馳せるも故障で戦線離脱した社会人ランナーの復活劇とリンクさせて展開して行くので、先へ先へとページを捲る手が止まりません!(…でも止まっちゃってたけど^^;)



失敗を恐れては何も変えられないという事は会社も個人も同じだけど、永く経営していくってやっぱり大変だよね。会社も自分も、それから社員とその後ろにある家庭も護らなきゃだし。何の為に働くか、自分の生きる意味とは何か、つくづく考えさせられた1冊でした。

やっぱり池井戸さんはイイ!てか読書はイイ!
ワタシ的に池井戸潤はもう自己啓発本の括りに入れてもいい気がする。
今回もぐっと来る熱ーい格言多しです。


キャストは主演の役所広司さんしかまだクレジットが出ていませんが「半沢直樹 」「下町ロケット」の制作チームが日曜劇場で再集結ということで、またしても大ヒットの予感大じゃないですかね♪
ただ個人的には半沢しかり下町しかり、嫌味妬み嫉みの三拍子揃った憎っくき敵キャラをギャフンと言わしめる事に意義があるのに原作はまだぬるい気がしてならぬ。
是非ともその溜飲をドラマでスカッと晴らして頂きたい!!
机バンバン小木曽次長再来級の怪演を密かに期待しています(笑)

ドラマ公式HPはコチラ☞日曜劇場『陸王』

秋ドラマ今から楽しみです♡
池井戸潤陸王』★★★★☆




ℹ️Informationℹ️

来月は手堅く目標3冊!
それから読書熱が冷めてしまわないように「読書メーター」始めました♪
最初はブクログから完全移行するつもりだったけど、まだ使い方も良く解らないし、引っ越し作業めんどいし
両方併用して使う予定です。
アイコンはまたしても桜井さん愛用の品から用命させて頂きました🎸^^
もしサイトで見かけましたら仲良くしてやってくださいましm(_ _)m