MIYABIの部屋

いつの日もこの胸に流れてるメロディー

レビュー『いつでも会える』


このレビューを載せようか 載せまいか…
凄く悩みましたが、、、
ご紹介させていただきます。
 
DVDも出てます
 
 
 
『いつでも会える』は
ボローニャ国際児童図書展で、児童賞・特別賞を授賞した
絵本作家、菊田まりこさんの100万部を突破した児童絵本です。

何故 書くのを躊躇ったのかと申しますと…
最後まで泣かずには読めないからです。

遡ること数年前、表紙の可愛さに何気無く手に取りました。
その場でうずくまりたい位涙が止まらず、
今も大切に読み続けています。
 
 

『いつでも会える』
シロは飼い主のみきちゃんが大好き。
遊ぶのもごはんを食べるのもいつも一緒。

みきちゃんは幼いおんなのこ。

突然みきちゃんがいなくなった。
挿し絵にはお花と十字架。

会いたくて   さみしくて    とっても会いたくて

「どこ?どこにいるの?」
 
 
わけもわからずシロはみきちゃんを捜します。


「シロってよんで。あたまをなでて。」

ここの1行で私の涙腺は崩壊します。
 
 
シロはみきちゃんに会えました。

目を閉じると
大好きなみきちゃんがいた。
シロは寂しくなくなりました。
いつでもみきちゃんに会えるから。


ダメだ・・・・やっぱ泣く・・・・

大好きな飼い主を突然亡くした子犬のシロが、
別れの悲しみを懸命に乗り越えようとするお話です。

この絵に、たった1頁1行ほどの文章に
どうしようもなく涙がでます。

誰だって大好きな人とのお別れは寂しくて悲しくて、つらいものです。
動物だって同じです。

一昨年愛犬を亡くしました。
まだ心の穴は塞がれてはいませんが、私はこの絵本に救われました。

私のまぶたの中では今もずっとあの子は元気に先をあるく。
何度も何度も私の顔を振り返りながら。

反対にあの子にシロみたいな寂しい思いをさせる事なく
私が見送る方で良かったとも。

甥っ子がまだ3歳の時、私が一緒に連れて来なくなって
「なんでいないの?」って首をかしげた時にこのお話をしたら
小さい子なりに何となく理解した様子で、

今も携帯画面の中でおすましした息子を見ては
「れっちゃんはおほしさまになっちゃったんだよね」

と、どうしようもなく私を号泣させるのです
。・゜・(ノД`)・゜・。

人にも置き換えること出来ますよね。
あなたの大切な人は、いつもあなたのそばにいてくれるんだよ。
そう絵本に教えられました。

ずっとずっと大切にしたい1冊です。

今回はおふざけ無しです。
『いつでも会える』★★★★★